こんにちは!シーガーです。
本日は、調子を上げてきた大谷翔平選手が、なぜ毎年5~6月に調子を上げてくるのか、考察したいと思います。
目次
はじめに:5月の大谷翔平、またもや絶好調
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が止まりません。5月16日に14号・15号のアーチを放ちました。 1試合6打点という驚異的なパフォーマンスで、アーロン・ジャッジらと並び、両リーグ本塁打王争いのトップに立ちました。 この時期の大谷翔平の“量産モード”は、もはや春の風物詩とも言える現象です。
では、なぜ彼は毎年5月から6月にかけて好調になるのでしょうか?データとともに、その理由を紐解いていきます。
データで見る「5〜6月」の強さ
打撃成績の月別推移
MLB公式のStatcastデータによれば、大谷選手は過去数年、5月と6月にかけてOPS(※出塁率と長打率の合計で、打撃力の指標)や本塁打数が明確に上昇傾向にあります。 以下は一例です(過去3年平均):
- 4月OPS: .790
- 5月OPS: .980
- 6月OPS: 1.020
つまり、打撃における“爆発の時期”がちょうど5~6月に集中しているのです。
今季(2025年)の傾向
2025年も例外ではありません。特に5月の初旬からホームランが増加し、バレル率(※芯で打った強い打球の割合)も急上昇。これはスランプではなく、完全に計画されたピークの到来とも言えます。
なぜこの時期に強い?3つの要因を考察
①気温の上昇と筋肉の活性化
春から夏へ向かうこの時期、気温の上昇により筋肉の柔軟性が高まりやすくなります。特に大谷選手のようにパワーと柔軟性を活かすタイプの打者にとって、暖かい気候は打撃パフォーマンスの向上に直結します。
②シーズン序盤の調整完了
大谷選手はシーズン開幕から数週間で自身のフォームやタイミングを微調整し、5月にはほぼ理想の状態に仕上げてきます。これはプロフェッショナルとしての準備力と、卓越した身体感覚の賜物です。
③投手との対戦データの蓄積
5月以降になると、各球団の投手との対戦データも蓄積され、スカウティングがより正確になります。 そのため、過去の打席から得た情報をもとに対応力を発揮する大谷選手にとっては、むしろ有利な時期とも言えるのです。
まとめ:大谷翔平の進化は止まらない
大谷翔平が5月〜6月に強い理由は、単なる偶然ではありません。気候条件、肉体の調整、データに基づいた戦略など、複数の要因が複合的に絡み合って、驚異的な成績を支えています。
2025年もすでに年間55本塁打ペース。このままいけば、キャリア最高の打撃シーズンになる可能性も十分にあります。 今後も彼のバットから放たれるホームランに、世界中が注目することでしょう。
それでは!
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