こんにちは!スミスです。
先日受験したFP3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定3級)の結果が出ました!結論から申し上げますと、無事に合格することができました。以前の記事で宣言した通り、3週間という短期間での挑戦でしたが、計画通りの勉強法で目標を達成することができました。今回は合格の詳細な結果と、実際に体験した試験当日の様子、そして今後FP3級を目指す皆さんへのメッセージをお伝えします。この記事が、これからFP3級にチャレンジする方の背中を押すきっかけになれば幸いです。
試験結果の詳細報告
合格発表の結果
FP協会のFP3級試験の結果は以下の通りでした。
- 学科試験:60点満点中48点(合格基準:36点以上)
- 実技試験:100点満点中70点(合格基準:60点以上)
- 総合判定:合格
学科・実技ともに合格基準をクリアし、念願のFP3級技能士になることができました。正直なところ、学科試験での48点という結果は予想以上に良い点数で、自分でも驚いています。
各分野別の得点状況
学科試験の分野別得点状況は以下の通りでした。
- ライフプランニングと資金計画:10問中8問正解
- リスク管理:10問中10問正解
- 金融資産運用:10問中9問正解
- タックスプランニング:10問中8問正解
- 不動産:10問中5問正解
- 相続・事業承継:10問中8問正解
前回の記事で重点的に学習すると宣言していたリスク管理と金融資産運用分野で高得点を取れたことは、学習戦略が功を奏した結果だと思います。
合格までの数字で振り返る
改めて、今回の挑戦を数字で整理すると、
- 学習期間:3週間(21日間)
- 総学習時間:約40時間
- 1日平均学習時間:約1.9時間
- 使用したテキスト:LEC FP3級テキスト1冊
- 問題集の周回数:3周
- YouTube動画視聴時間:約8時間
一般的にFP3級の合格に必要とされる80-150時間と比較すると、かなり効率的に合格できたと言えるでしょう。
実際の学習過程と効果検証
計画通りに進んだ学習法
前回の記事で紹介した学習法が、実際にどの程度効果的だったかを振り返ります。
テキスト+YouTube動画の組み合わせ学習
この方法は非常に効果的でした。特に複雑な制度や計算問題については、動画で理解してからテキストで復習することで、深い理解につながりました。
スマートフォンアプリでの隙間時間活用
通勤時間や昼休みを使った学習は、総学習時間の約25%(約10時間)を占めました。継続的な知識の定着に大きく貢献したと思います。
分野別重点学習
ライフプランニングとタックスプランニングに重点を置いた戦略は正解でした。この2分野だけで学科試験の30%を占めており、ここで高得点を取れたことが合格の決め手になりました。
想定外だった学習のポイント
一方で、学習を進める中で予想していなかった発見もありました。
不動産分野の難易度
事前の予想では基礎的な分野だと考えていましたが、実際には専門用語が多く、思った以上に苦戦しました。都市計画法や建築基準法など、普段馴染みのない法律知識が必要だったためです。
相続分野の実用性
相続については「まだ自分には関係ない」と思っていましたが、学習を進めるうちに親世代のことを考える良い機会になりました。知識としてだけでなく、実生活での応用を意識できました。
効果的だった復習方法
短期間での合格を支えた復習方法をご紹介します。
- 間違えた問題の即日復習:その日のうちに理解するまで取り組む
- 関連知識の芋づる式学習:一つの問題から関連する制度も合わせて確認
- 数値暗記の語呂合わせ:覚えにくい数字は自作の語呂で対応
- 実生活との関連付け:自分や家族の状況に当てはめて考える
試験当日の体験談とハプニング
CBT試験会場での体験
今回はCBT試験(Computer Based Testing:コンピューター上で行う試験)を選択しました。試験会場は都内のテストセンターで、清潔で静かな環境が整っていました。
試験当日のスケジュール
- 9:30:試験会場到着・受付
- 10:00:学科試験開始(120分)
- 12:00:学科試験終了・昼食休憩
- 13:30:実技試験開始(60分)
- 14:30:実技試験終了・結果確認
学科試験の手応えと戦略
学科試験は全60問を120分で解く形式でした。時間配分としては、
- 1回目:80分で全問を解答
- 見直し:40分で不安な問題を再検討
計算問題も事前の準備通りに解けて、全体的に手応えを感じていました。
実技試験でのハプニング
実技試験では予想外のハプニングが発生しました。試験開始から30分後に急激な腹痛に襲われたのです。
このハプニングにより、
- 集中力が一時的に大幅に低下
- 予定していた見直し時間がほとんど確保できない状況に
- 残り30分で慌てて最終確認を実施
正直なところ、実技試験については「ダメかもしれない」と不安に感じていました。しかし、結果的には70点という予想以上の得点を取ることができ、基礎学習がしっかりできていたおかげだったと分析しています。
CBT試験のメリットとデメリット
実際にCBT試験を受験して感じたポイントをまとめます。
メリット
- 即座に結果がわかる:試験終了と同時に合否が判明
- 受験日の自由度:自分の都合に合わせて受験日を選択可能
- 快適な受験環境:個別ブースでの受験で集中しやすい
- マークシートミス回避:コンピューター入力でマークミスの心配なし
デメリット
- 画面での問題文確認:紙と比べて見づらさを感じる場合がある
- メモ用紙の制限:計算用の用紙が限られている
- 慣れない操作:コンピューター操作に不慣れだと戸惑う可能性
合格を振り返って今後へのメッセージ
3週間挑戦の成果と学び
今回の短期集中型の学習を振り返って、得られた成果と学びをまとめます。
成功要因の分析
- 明確な目標設定:「3週間で合格」という具体的な目標
- 効率的な教材選択:LEC教材とYouTube動画の組み合わせ
- 継続的な学習習慣:毎日の学習を欠かさない習慣づけ
- 実践重視の学習:インプットよりもアウトプットを重視
- 弱点の早期発見:苦手分野を早めに特定し重点対策
学習を通じて得られた変化
FP3級の学習により、お金に関する基礎知識が身につき、日常生活での金融判断に自信が持てるようになりました。保険の見直しや投資商品の選択など、以前は営業担当者の言葉をそのまま受け入れていた場面でも、自分なりの判断ができるようになったと感じています。
これからFP3級を目指す方へのアドバイス
同じようにFP3級取得を目指している皆さんに、実体験に基づくアドバイスをお伝えします。
学習期間について
3週間という期間は決して不可能ではありませんが、相応の集中力と継続力が必要です。より確実に合格したい場合は、1-2ヶ月程度の期間を設けることをおすすめします。
教材選択のポイント
- 最新版を選ぶ:税制改正等により内容が変更される場合があります
- 問題集重視:テキストよりも問題演習に多くの時間を割く
- 複数媒体活用:書籍、動画、アプリを組み合わせて学習効果を高める
モチベーション維持の工夫
- 小さな目標設定:週単位、日単位での達成可能な目標を設定
- 学習記録の可視化:進捗をグラフや表で見える化
- 合格後の活用イメージ:資格取得後の具体的な活用方法を想像
FP2級への挑戦と今後の展望
FP3級合格を受けて、次はFP2級への挑戦を予定しています。FP2級は実技試験でより実践的な知識が問われるため、現在すでに学習計画を立て始めています。
FP2級学習の計画
- 学習期間:2ヶ月程度を想定
- 重点分野:金融資産運用とタックスプランニングをさらに深化
- 実務知識の習得:CFP(上級資格)レベルの実践的知識の基礎固め
読者の皆さんへのエール
最後に、これからFP3級にチャレンジする皆さんへメッセージをお伝えします。
FP3級は決して難しい資格ではありません。適切な学習方法と継続的な努力があれば、必ず合格できる資格です。特に以下のような方には強くおすすめします。
- お金の知識を体系的に学びたい方
- 将来の資産形成に不安を感じている方
- キャリアアップを目指すビジネスマン
- 初めての資格挑戦を考えている学生の方
私自身も完全な初心者からのスタートでしたが、正しい方法で取り組めば短期間での合格も十分可能です。大切なのは完璧を目指すのではなく、継続的に学習を続けることです。
ぜひ皆さんも「私もFP3級に挑戦してみよう」という気持ちを持って、一歩を踏み出してください。きっと学習を通じて、お金に関する新しい視点や知識が身につき、より豊かな人生を送るための基盤ができるはずです。
※本記事の情報は2025年8月18日時点のものです。最新情報については公式サイト等でご確認ください。